〜千葉県市川市の自宅より〜
健康的な毎日をサポート！宅配弁当アドバイザー 吉田です。
私は、若い頃すっごくスリムな体型でした。
周りからも「吉田さん、痩せすぎです」と指摘されるくらい痩せていました。
ところが、そんな自分でさえ、年歳を重ねるごとに
段々とお腹が出てきました。
（絶対そうならない自信があったのに…（苦笑））
というわけで、なんでポッコリお腹はなぜ凹まないのか？について
今日はお話しをさせて頂きます。
食べた量＝使った量なら太らないけど
私たちは普段、脂質をエネルギーとして使っています。
でも、糖質を使い切ったあとは
次のエネルギー源として使われるのは
肝臓や筋肉に取り込まれたグリコーゲンです。
残念なことに
お腹に溜まった脂肪よりも先に、、、です。
私たちが食べたり飲んだして
身体に取り込んだエネルギー（糖質）と
私たちが動いて使ったエネルギーが同じなら
どこにも蓄えはありません。
食べた量＝使った量の状態です。
でも大抵の場合は
糖質の方を過剰に摂取しています。
余った糖質の方は、どこにいっちゃうの？というと
中性脂肪やグリコーゲンに形を変えて、体内にしっかりと蓄えられていきます。
なんで蓄えられちゃうの？それは人体の神秘
その前に『そもそもなぜ体内に蓄えられちゃうの？』というと
今よりももっともっと食料事情が悪かった太古の時代に
食料不足になったときに備えるために
人体がそのように作られてきました。
食事が取れなかった時のために
血中のブドウ糖が不足すると
エネルギー源として肝臓や筋肉のなかに取り込まれていた
グリコーゲンがブドウ糖に戻されて使われます。
もう人体の神秘です。
そして本題・なぜ凹まない？
そして、肝臓や筋肉に蓄えられていた
グリコーゲンとブドウ糖がなくなったあと
ようやく脂肪細胞の中にある脂肪の出番がやってきます。
この時点で、ようやくエネルギーとして脂肪が使われるという仕組みです。
なので、一度溜め込んでしまったお腹の脂肪は
順番的になかなか使われることがありません。
そのせいで『ポッコリお腹がなかなか凹まないという悩みの種になる』、、、という訳ですね。
水だけで１カ月生きられます
そのおかげで私たちは食事が取れなくなっても
水さえに飲んでおけば
１ヶ月くらいは生き延びられる。
という身体の仕組みにはなっています。
ありがたい話ですね。
でも、残念ながら蓄えがどんどん多くなってしまう、、、のです。
でもエネルギー効率は？
お待たせしました。
ここから良いニュースです（笑）。
脂肪のエネルギー効率は
普段使われる糖質と比べて
格段に高いことがわかっています。
ここでは、体重７０キロの男性を例にしてみましょう。
肝臓に貯蔵されているグリコーゲンは７０グラムで
エネルギーにすると２８０キロカロリーになります。
一方で脂肪細胞に蓄えられた中性脂肪は、
１.５万グラムで、１３.５万キロカロリーです。
勘の良いあなたは、気づいたかもしれません。
要するに同じ１グラムで計算すると
グリコーゲンは１グラムで４キロカロリーのエネルギーを使うのに対して
脂肪は１グラムで９キロカロリーのエネルギーを放出できる。
ということです。
つまり『エネルギー効率が良い』のです。
エネルギー効率が良いからこそ
余計に徹底して溜め込まれてしまって
体内に貯蔵されてしまう…ということが
身体の中で起きてしまっているのです。
う〜ん、痛し痒しですかね。
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