減塩したいけど、1週間の献立ってどう組めばいいの?
毎日考えるのが大変で、結局続かない…と悩んでいませんか?
塩分を控えることは大切ですが、「何を食べればいいか分からない」と感じるのは当然です。
そこで、今回の記事では、
この記事で分かること
- 塩分6g未満で組める1週間の減塩献立
- 朝・昼・夜の具体的なメニュー例(2週間分)
- 減塩でも満足できる食事の組み立て方
- 無理なく続けるためのコツと工夫
をご紹介します。
そのまま使える献立と、続けるための考え方をまとめてみました。
1.減塩献立1週間の基本ルール
最初に、減塩献立を考えるときに大切なこと。
それは、「難しく考えすぎないこと」です。
なぜなら、毎日完璧に管理しようとすると続かないから、です。なので、まずは基準と組み立て方を押さえてみましょう。それだけで減塩献立1週間は、ぐっと作りやすくなります。
①1日の塩分目安は6g未満に設定する
最初に決めておきたいのが、1日の塩分量です。健康を意識する場合、目安は6g未満とされています。
数字だけ見てもイメージしにくいので、食事に分けて考えてみましょう。
▼減塩献立1週間|1日の塩分配分の目安
| 食事 | 塩分量の目安 |
|---|---|
| 朝食 | 約1.5〜2g |
| 昼食 | 約2g |
| 夕食 | 約2〜2.5g |
| 合計 | 約6g以内 |
例えば、昼に外食で3gほど取った場合は、夜を軽めに調整すればバランスが取れます。
このように「1日単位」で考えると、無理なく管理できます。
②主食3:主菜1:副菜2のバランスで組み立てる
減塩の1週間の献立を考えるときは、栄養バランスと塩分を同時に整える必要があります。そのときに便利なのが「主食3:主菜1:副菜2」という考え方です。
これは量の比率というよりも、食事の構成の目安です。
▼基本の献立構成
| 区分 | 内容 | 例 |
|---|---|---|
| 主食 | 炭水化物 | ご飯・パン・麺 |
| 主菜 | たんぱく質 | 魚・肉・豆腐 |
| 副菜 | 野菜・海藻 | おひたし・サラダ・煮物 |
例えば、
- ご飯(主食)
- 焼き魚(主菜)
- ほうれん草のおひたし+冷奴(副菜)
このように組み立てると、自然と塩分も抑えやすくなります。
逆に、主菜ばかりになると味が濃くなり、塩分が増えやすくなります。
③減塩でも満足できる味付けの具体テクニック
味を薄くするだけでは、減塩は続きません。満足感を保ちながら塩分を減らすには、「味の作り方」を変えることがポイントです。
ここでは、すぐに使える具体的な方法を紹介します。
▼減塩でも満足できる味付けの工夫
| 方法 | 具体例 | ポイント |
|---|---|---|
| だしを効かせる | かつおだし(1Lに対して約10g) | うま味で塩分を補う |
| 酸味を使う | レモン・酢・トマト | さっぱりして満足感が出る |
| 香りを足す | ごま油・にんにく・しょうが | 少量で風味が強くなる |
| 仕上げに加える | 醤油を最後に数滴 | 風味を感じやすくなる |
例えば、焼き魚に醤油をかける代わりにレモンを使うだけでも、塩分は大きく減ります。
また、味付けを「最初から濃くする」のではなく、「最後に少しだけ足す」ことで、少量でもしっかり味を感じられます。
2.減塩献立1週間【朝・昼・夜の具体例】
減塩を意識しても、「実際に何を食べればいいのか」がわからないと続きません。ここでは、そのまま使える1週間分の減塩献立を紹介します。
すべての献立は、1日の塩分量が6g未満になるように調整しています。さらに、カロリーや脂質、たんぱく質のバランスも考えているため、健康的に続けられる内容です。
「献立を考えるのが大変」「とりあえず真似したい」という方は、そのまま参考にしてみてください。
①減塩献立(1週間分|前半)
❶日目(合計:約1,450kcal / 塩分5.8g)
| 食事 | メニュー | kcal | たんぱく質 | 脂質 | 塩分 |
|---|---|---|---|---|---|
| 朝食 | ご飯・納豆・ほうれん草おひたし・味噌汁 | 380 | 17g | 9g | 1.5g |
| 昼食 | 鶏むね肉の照り焼き・サラダ・ご飯 | 520 | 28g | 12g | 2.0g |
| 夕食 | 白身魚の蒸し物・野菜炒め・ご飯 | 480 | 22g | 10g | 2.3g |
❷日目(合計:約1,500kcal / 塩分5.6g)
| 食事 | メニュー | kcal | たんぱく質 | 脂質 | 塩分 |
|---|---|---|---|---|---|
| 朝食 | ご飯・卵焼き・ひじき煮・味噌汁 | 400 | 18g | 11g | 1.6g |
| 昼食 | 鮭の塩焼き・冷奴・ご飯 | 500 | 26g | 13g | 1.8g |
| 夕食 | 豚しゃぶサラダ・ご飯・野菜スープ | 600 | 25g | 15g | 2.2g |
❸日目(合計:約1,480kcal / 塩分5.7g)
| 食事 | メニュー | kcal | たんぱく質 | 脂質 | 塩分 |
|---|---|---|---|---|---|
| 朝食 | ご飯・ヨーグルト・バナナ・味噌汁 | 370 | 14g | 8g | 1.4g |
| 昼食 | 鶏そぼろ丼・野菜サラダ | 550 | 27g | 14g | 2.1g |
| 夕食 | 鯖の味噌煮・おひたし・ご飯 | 560 | 23g | 16g | 2.2g |
❹日目(合計:約1,520kcal / 塩分5.9g)
| 食事 | メニュー | kcal | たんぱく質 | 脂質 | 塩分 |
|---|---|---|---|---|---|
| 朝食 | トースト・ゆで卵・サラダ・スープ | 400 | 16g | 12g | 1.5g |
| 昼食 | ハンバーグ・ご飯・サラダ | 600 | 25g | 18g | 2.2g |
| 夕食 | 白身魚のホイル焼き・野菜・ご飯 | 520 | 22g | 12g | 2.2g |
❺日目(合計:約1,460kcal / 塩分5.5g)
| 食事 | メニュー | kcal | たんぱく質 | 脂質 | 塩分 |
|---|---|---|---|---|---|
| 朝食 | ご飯・納豆・味噌汁・漬物少量 | 390 | 16g | 9g | 1.5g |
| 昼食 | 鶏肉と野菜の炒め物・ご飯 | 520 | 27g | 13g | 2.0g |
| 夕食 | 豆腐ハンバーグ・サラダ・ご飯 | 550 | 24g | 14g | 2.0g |
❻日目(合計:約1,500kcal / 塩分5.7g)
| 食事 | メニュー | kcal | たんぱく質 | 脂質 | 塩分 |
|---|---|---|---|---|---|
| 朝食 | ご飯・卵焼き・味噌汁・小鉢 | 400 | 18g | 11g | 1.6g |
| 昼食 | 鮭と野菜のパスタ | 550 | 22g | 15g | 2.1g |
| 夕食 | 鶏の照り焼き・サラダ・ご飯 | 550 | 26g | 14g | 2.0g |
❼日目(合計:約1,480kcal / 塩分5.6g)
| 食事 | メニュー | kcal | たんぱく質 | 脂質 | 塩分 |
|---|---|---|---|---|---|
| 朝食 | ご飯・ヨーグルト・果物・味噌汁 | 380 | 15g | 9g | 1.4g |
| 昼食 | 親子丼・サラダ | 550 | 26g | 14g | 2.1g |
| 夕食 | 白身魚の蒸し物・野菜炒め・ご飯 | 550 | 23g | 13g | 2.1g |
②減塩献立(1週間分|後半)
❽日目(合計:約1,470kcal / 塩分5.7g)
| 食事 | メニュー | kcal | たんぱく質 | 脂質 | 塩分 |
|---|---|---|---|---|---|
| 朝食 | ご飯・納豆・味噌汁・小鉢 | 380 | 17g | 9g | 1.5g |
| 昼食 | 鶏むね肉のサラダボウル・パン | 520 | 28g | 12g | 2.0g |
| 夕食 | 鮭のホイル焼き・野菜・ご飯 | 570 | 24g | 14g | 2.2g |
❾日目(合計:約1,500kcal / 塩分5.8g)
| 食事 | メニュー | kcal | たんぱく質 | 脂質 | 塩分 |
|---|---|---|---|---|---|
| 朝食 | トースト・ヨーグルト・サラダ | 400 | 16g | 11g | 1.4g |
| 昼食 | 豚しゃぶサラダ・ご飯 | 520 | 25g | 13g | 2.1g |
| 夕食 | 白身魚の煮付け・おひたし・ご飯 | 580 | 23g | 15g | 2.3g |
➓日目(合計:約1,460kcal / 塩分5.6g)
| 食事 | メニュー | kcal | たんぱく質 | 脂質 | 塩分 |
|---|---|---|---|---|---|
| 朝食 | ご飯・卵焼き・味噌汁 | 390 | 18g | 10g | 1.5g |
| 昼食 | 鶏そぼろ丼・サラダ | 520 | 26g | 14g | 2.0g |
| 夕食 | 豆腐ステーキ・野菜炒め・ご飯 | 550 | 22g | 13g | 2.1g |
⓫日目(合計:約1,520kcal / 塩分5.9g
| 食事 | メニュー | kcal | たんぱく質 | 脂質 | 塩分 |
|---|---|---|---|---|---|
| 朝食 | ご飯・納豆・味噌汁・果物 | 400 | 17g | 9g | 1.5g |
| 昼食 | ハンバーグ・ご飯・サラダ | 600 | 25g | 18g | 2.2g |
| 夕食 | 鶏の蒸し物・野菜・ご飯 | 520 | 24g | 13g | 2.2g |
⓬日目(合計:約1,480kcal / 塩分5.7g)
| 食事 | メニュー | kcal | たんぱく質 | 脂質 | 塩分 |
|---|---|---|---|---|---|
| 朝食 | トースト・ゆで卵・サラダ | 400 | 16g | 12g | 1.4g |
| 昼食 | 鮭の塩焼き・ご飯・小鉢 | 520 | 25g | 13g | 2.1g |
| 夕食 | 豚しゃぶ・野菜・ご飯 | 560 | 24g | 14g | 2.2g |
⓭日目(合計:約1,500kcal / 塩分5.8g)
| 食事 | メニュー | kcal | たんぱく質 | 脂質 | 塩分 |
|---|---|---|---|---|---|
| 朝食 | ご飯・ヨーグルト・味噌汁 | 380 | 15g | 9g | 1.4g |
| 昼食 | 親子丼・サラダ | 550 | 26g | 14g | 2.1g |
| 夕食 | 白身魚の蒸し物・野菜炒め・ご飯 | 570 | 24g | 14g | 2.3g |
⓮日目(合計:約1,480kcal / 塩分5.6g)
| 食事 | メニュー | kcal | たんぱく質 | 脂質 | 塩分 |
|---|---|---|---|---|---|
| 朝食 | ご飯・納豆・味噌汁 | 380 | 16g | 9g | 1.5g |
| 昼食 | 鶏むね肉のグリル・サラダ・ご飯 | 520 | 28g | 12g | 2.0g |
| 夕食 | 豆腐ハンバーグ・野菜・ご飯 | 580 | 24g | 15g | 2.1g |
③減塩の1週間の献立|考え方は?
減塩の1週間の献立は、特別な料理ではなく「組み合わせ」で減塩になるように設計しています。
そのポイントは、下記の3つです。
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| ①塩分=1食あたり約2g | 食塩相当量を1日6gに収めるために、1食あたり約2gを目安にします。 |
| ②「主食+主菜+副菜」で組立て | 主食(ご飯・パン)/主菜(肉・魚・豆腐)/副菜(野菜・海藻) の形にすることで、塩分を分散する。 |
| ③汁物と調味料で調整 | 塩分は「汁物」と「調味料」で大きく変わるため、下記で調整。 ❶味噌汁は1日1回まで ❷醤油はかけずに、つける ❸スープの飲み干しは禁止 |
3.減塩献立を続けるためのコツ
減塩の1週間の献立があっても、実際に続けられなければ意味がありません。
ここでは、日常の中で無理なく続けるためのポイントを整理します。
①作り置きと使い回しの考え方
毎日すべてを一から作ると負担が大きくなります。そこで役立つのが「作り置き」と「使い回し」です。
同じ食材やおかずを少し形を変えて使うことで、調理の手間を減らせます。
▼作り置きの活用例
| 食材・おかず | 1日目 | 2日目の使い回し |
|---|---|---|
| 鶏むね肉 | 蒸し鶏 | サラダ・和え物 |
| ほうれん草 | おひたし | 味噌汁の具 |
| ひじき煮 | 副菜 | 卵焼きの具 |
例えば、蒸し鶏を作っておけば、サラダや和え物に展開できます。味付けを変えるだけで、飽きずに使えます。
②味に飽きない工夫
減塩の1週間の献立も、同じような味が続くと、どうしても飽きます。
その結果、味を濃くしたくなるケースが多いです。
そこで、続けるために、味の変化をつける必要があります。
▼味に変化をつける方法
| 方法 | 具体例 |
|---|---|
| 酸味を加える | レモン・酢・トマト |
| 香りを変える | ごま油・にんにく・しょうが |
| 食感を変える | 焼く・蒸す・和える |
たとえば、同じ鶏肉でも、
- 蒸す
- 焼く
- サラダにする
だけで印象は大きく変わります。
③外食・中食とのバランス
自炊だけで完結させるのは現実的ではありません。外食やコンビニをうまく取り入れることも大切です。
ポイントは「全体で調整すること」です。
▼バランスの取り方
| 状況 | 調整方法 |
|---|---|
| 昼に外食(塩分多め) | 夜は汁物を控える |
| コンビニ利用 | サラダ・ゆで卵を追加 |
| ラーメンを食べた | スープを残す+翌日調整 |
外食をゼロにする必要はありません。調整できれば問題ありません。
4.減塩献立を無理なく続けるための考え方
ここまで献立やコツを見て、「できそう」と感じた方も多いと思います。ただ実際は、続ける段階でつまずくケースがほとんどです。
そこで、続かない原因を整理し、無理なく続けるための方法を考えていきます。
①減塩献立が続かない本当の理由
多くの場合、原因は意志の弱さではありません。日常の中で負担が大きすぎることが問題です。
よくある理由を整理すると、次のようになります。
▼続かない主な理由
| 理由 | 内容 |
|---|---|
| 毎日考えるのが大変 | 献立を決めるだけで時間がかかる |
| 調理の手間が多い | 下処理や後片付けが負担になる |
| 味に飽きる | 薄味に感じて満足感が下がる |
| 家族と食事が違う | 自分だけ別メニューになる |
こうした負担が積み重なると、どこかでやめてしまいます。
②食事管理を仕組み化する考え方
負担を減らすためには、「頑張る」よりも「仕組みにする」ことが大切です。
毎回考えるのではなく、ある程度パターン化しておくと、自然と続けやすくなります。
▼仕組み化の例
| 方法 | 内容 |
|---|---|
| 1週間の型を決める | 献立をローテーション化する |
| 作り置きを前提にする | まとめて調理して使い回す |
| メニューを固定する | 朝食は同じ内容にする |
例えば、「朝は納豆+ご飯+味噌汁」と決めてしまえば、考える手間がなくなります。
また、1週間の献立を繰り返すだけでも、十分にバランスは取れます。
③減塩宅配という選択肢
どうしても管理が難しい場合は、別の方法を取り入れることも選択肢のひとつです。
食事の一部を宅配に置き換えることで、塩分管理の負担を大きく減らせます。
▼自炊と宅配の違い
| 項目 | 自炊 | 宅配 |
|---|---|---|
| 塩分管理 | 自分で調整 | あらかじめ管理されている |
| 手間 | 高い | ほぼ不要 |
| 継続しやすさ | 個人差あり | 続けやすい |
例えば、昼食だけ宅配にするだけでも、1日の塩分量は安定しやすくなります。
「全部自分でやらないといけない」と考える必要はありません。負担を減らすことで、結果的に継続しやすくなります。
減塩献立1週間・まとめ
減塩献立は、難しく考える必要はありません。
基本のルールと組み立て方を押さえれば、日常の中で無理なく続けられます。たとえば、今回ご紹介した
減塩献立1週間のポイント
- 1食あたり約2gを意識する
- 主食・主菜・副菜で組み立てる
- 味付けや調味料の使い方を工夫する
この3つだけでも、塩分量は大きく変わります。
とはいえ、毎日献立を考えるのは難しい!と思った時は、無理せず、減塩設計された宅配食を取り入れましょう。そうすることで、負担を減らしながら継続することも可能だから、です。
無理をせず、自分に合った方法で減塩を続けていきましょう。
今回も最後まで読んでいただいてありがとうございます!
参考情報
塩分摂取量や減塩については、次の公的機関の情報を参考にしています。













