配食サービスを頼む人

2016.05.27

東京都台東区上野オフィスにて
日本配食サービス協会 吉田です。

 

『高齢者向け配食サービス』の営業をしていると
面白い特徴があることがわかります。

 

ひとつ目は
お弁当を頼むのが、食べる本人ではないこと。

ふたつ目は
ストックビジネスとしての側面もある。
という点です。

 

頼む人と食べる人

まず、一つ目。
普通のビジネスだったら
「依頼する人」と「サービスを受ける人」は
一緒ですよね?

 

でも『高齢者向け配食サービス』の場合は
ちょっと事情が違います。

 

お弁当を依頼してくるのは
サービスを受ける利用者さんのご子息であったり
または担当のケアマネージャーさんです。

そしてお弁当を食べるのは、もちろんご両親です。

 

頼む人と食べる人が違うっていうのは
ちょっと面白いビジネスですよね?

 

じつは、わたしにも88歳になる母親がいますが
一緒には住まずに離れて暮らしています。

車で一時間くらいの距離ですが
やっぱり「ちゃんと食べてるかな」と心配になります。

そこで、母親には
「作るのが大変だったらお弁当とかも取れるよ」

といつもお弁当を勧めてはいるのですが
幸いなことに、作るのが好きな母は
「まだ、作れるからいいよ」といって
お弁当を取ってくれません。(苦笑)

 

まぁ、自分で作れるうちは
作って食べたほうがいいに決まっているので
喜ばしい限り…なのですけど
だんだん歩くのも怪しくなってきた昨今
そろそろかなぁと感じています。

まぁ近い将来、かならず配食サービスが
必要になる日がやってくるのは確実なので
次はいつ勧めてみようかなぁと
担当のケアマネージャーさんと一緒に、機会をうかがっています。

 

ストックビジネス

ふたつ目の特徴としては
「ストックビジネス」であるという点です。

 

「ストックビジネス」とは?

消費者側から見れば
たとえば携帯電話のように一度契約をしてしまうと
本人が解約しない限り
ずっと料金が発生するシステムのことです。

これを企業側から見た場合
消費者であるお客さんが解約しない限り
ずっと売り上げが上がるということでもあります。

 

配食サービスも同じように
一度契約してもらうと
解約しない限り、ずっと売上が上がります。
これを一人、また一人と、少しずつ増やすことで
毎月の売上が右肩上がりに上がってきます。

もちろん解約する人も出てくるのですが
その分、営業を欠かさなければ
解約する人よりも、新規のお客様が上回るので
売上が積み重なることになります。

長くやればやるほど
ストックが増えて、それが売上となって
キャッシュフローも潤沢になり
経営が安定する。というわけです。

 

こんな身近にもストックビジネスのタネがあるのですね。

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