From:吉田幸生
秋葉原ベローチェより、、、
12時間は働けない
ネットで配食を調べていたら、配食店舗を撤退するというひとが
コメントを寄せていました。
全部を覚えていないのですが、要約すると
「配食サービは、労働時間は12時間になるし、割に合わない。
だから、そんな長時間労働に耐えられる人だけ、これからも頑張ってください」
といった内容でした。
たくさん働いているのに、あんまり儲からないから、割に合わないので、辞める。って話しです。
確かに、12時間労働って、結構長いですよね。
普通の会社に勤務していたら、出勤時間は9:00〜17:00とかが一般的です。
時間にしたら7時間勤務です。
5時間くらいは、毎日残業をする計算ですから、そう考えると大変です。
自分もそう思います。
でも、それは、会社員としてなら…というお話しです。
ゴールドカード
社長さんの中には、すごく優秀な方たちが、たくさんいらっしゃいます。
この間、セミナーに出た時も、まだ大学3年生です。という人がいました。
すでに月商1000万円だそうです。
しかも、ほとんど原価がかからないビジネスらしいので、
ほとんどが、彼の儲けです。
セミナー終わりに、別のコースの申し込み用紙を配られた時に、
彼がクレジットカード決済をしていたんですけど、
アメリカンエキスプレスのゴールドカードを持ってました。
まあ、なかには、そういう天才的な人も
確かにいらっしゃるんですけど、
そんなひとばかりじゃありません。
あなたのランキングは?
質問です。
あなたは同業者の中で、自分はどのくらいの位置についていると思いますか?
こう聞かれた社長さんのほとんどは、上の下とか、中の上とか、ほとんど『平均よりは上』と答えるそうです。
わたしもそうでした。
でも、考えてみれば、本当に自分のレベルがそれほどなら、
もっと会社の業績だっていいはずです。
どんな不況業種であったとしても、上のレベルの人は、やっぱりきちんと利益を出しています。
ということは、そこまで利益の出ていない社長さんは、
もっともっと下位のランキングだということです。
社長の勤務時間は?
ランチェスター戦略の第一人者である竹田陽一さんの著書によれば、
結果を出すために、社長が働く時間の最低レベルは
3200時間だそうです。
3200時間ですよ。
一日12時間働いても、週休二日なら、約20日間程度の出社になります。
ということは、
12時間×20日間=240時間ですから
一年間にすると2880時間です。
まだ、320時間も足りません。
同じ12時間で考えると隔週休二日制で、22日間出社しても、
12時間×20日間×12カ月=3168時間です。
しかも、これを5年間続けないと、
中以下のランキングの社長は、結果を出すことは難しいとのこと。
もちろん、普段の仕事をしつつ、アイデアを考えたりする時間も含まれるということですが、
それにしても決して短かい時間ではありません。
加えて、それほど豊かな才能がないのであれば、尚更です。
もっともっと、と貪欲にならないといけない。
社長は従業員とは、違うのです。
売り上げの責任を持つとは?
社長の仕事は2つしかありません。
1、売り上げの責任をもつこと
2、資金繰りの責任をもつこと
どちらも同じくらい重要です。
資金繰りについては、銀行からお金を借りたり、支払日を忘れないとかしていればいいので、イメージしやすいですが、売り上げの責任を持つってどういうことか?
わたしはよくわかりませんでした。
たとえば、去年、たまたまある月に売り上げがまとめてありました。
でも、今年はどうなのか?というとわかりませんよね?
去年は、たまたまだったのですから。
でも、今季の売り上げ目標を出してください。と聞かれると
大抵は、「去年はこれくらいだったので、今年はこれくらい行きたいです」という答えが帰ってきます。
でも、この数字には、なんの根拠もありません。
これが
バックミラーの経営です
本来は、売り上げ目標を立てるときに、基本になるのが、
「どのくらいの宣伝費を使うか?」
です。いくら使うとどのくらい反応があるので、
今年、これくらい稼ぐために、幾ら宣伝費を使おう。
という売り上げのシステムをもっていないと、いけないのです。
これはとても難しいです。
でも、これができるようにならないと、
いつまで立ってもバックミラーの経営しかできません。
つまり、結果が出せない。のです。
たくさん勉強することがあります。
しかも、どれひとつとっても、手を抜いていい科目なんかないんです。
学生のときなら、国語はダメだけど、英語でカバーとかありましたけど、
そんなに甘いもんじゃありません。
全部、及第点を出さないと結果が出ない世界です。
正直、3200時間でも足りないほど、
カバーしないといけない勉強のボリュームがあります。
12時間なんて、とても働けないという人は、
最初から辞めたほうがいいです。
でも、いつかゴールドカード、いや、ブラックカードを使えるようになりたいなら、、、。