東京都台東区上野オフィスにて
日本配食サービス協会 吉田です。
「ロイヤリティー」
加盟店(フランチャイジー)は、
フランチャイズ本部さんが開発した、
商標・ノウハウなどを利用させてもらう対価として、
「ロイヤリティー」を支払う契約を結びます。
これが幾らくらいなのか?というと、
業種によってさまざまなようです。
配食サービスのような飲食関連の場合は、
売上の5%程度を、
本部に支払うことが多いようです。
でも、果たしてこれが
高いのか?
安いのか?
と言ったら、本部と加盟店で
きっと意見が分かれるでしょう。
再びザーとジー、
本部(フランチャイザー)にしてみたら、
自分たちが開発してきたノウハウです。
構築にかかった時間や苦労を考えれば、
高くはないはず!
と思っているでしょう。
でも加盟店(ジー)にしてみたら、
どうでしょうか?
毎月のランニングコストになる訳ですから、
間違いなく負担です。
しかも売り上げを上げたら上げただけ、
その分、支払うロイヤリティーも高くなるので、
なんとなーく負担感が増してきます。
もちろんロイヤリティーにも上限があるので、
限りなく発生する訳ではありませんが…。
もったいないと感じる理由
わたしが以前、
加盟していた配食店舗の場合も、
本部さんにお支払いするパーセンテージは5%程でした。
本来は、加盟店(ジー)が本部(ザー)に払うのが
当然なのですけど、
人間ってやっぱり、ケチにできているんでしょうか。
当然だとわかっていても
「う〜ん、もったいない!」とか
いつも思っていました。(苦笑)
多分、みんな頭ではわかっていても
「もったいないなぁ」と感じてしまう原因は
本当は加盟店と本部は、対等なんじゃないか?
という思いがあるからなんだと思います。
なぜなら、本部にとっても
加盟店が儲かってくれないと自分たちも儲からないし、
本部もきちんとその責任を果たさないと
加盟店を儲けさせることはできないからです。
つまり本来は、
どちらも一連托生の関係で、
そういう意味で50:50(フィフィティー・フィフィティー)なのだと思うのです。
支払う理由
でも加盟店から見ると残念なことに
ロイヤリティーを支払う理由はちゃんとあります。
本部は加盟店から集めたロイヤリティーで、
自社のブランドを構築していかないといけません。
つまり「このままずっと加盟して続けたい」
と思わせるような
お金の使い方をしている。ということです。
ブラント構築って、簡単に言いましたけど、
実際に会社の価値を向上させるのは、
すごく大変です。
決して簡単なことではありません。
本部は、加盟店さんから集めたお金を
第二、第三の商品を開発するための
開発費に使ったり、
または、商品の価値を高めるために
広告費を使ったり、
本部としての価値を上げ続ける努力が必要です。
つまり、本部として存続するために
常に投資を続けないといけないのです。
あなたが加盟しようと考えている本部さんは、
あなたから集めたお金で何をしているのか?
全部、ポケットに入っているってことはありません。
(もちろん、会社を維持するために給料や経費は使います)
でも、何に使っているかで、
本部さんの底力がわかるのではないかと思います。
もし、あなたにすでにお目当のフランチャイズ本部さんがあるなら
説明会などで聞いてみるのもいいかもしれませんね。
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