配食サービス「撤退する店舗」理由と対策 その2

2017.12.12

配食サービスを撤退する店舗の理由❷

慢性的に赤字が続いてしまい、将来の展望が見えない

赤字の店舗には、かならず原因があります。

(1)そもそもマーケットが小さく、お客さんが少ない。
(2)営業にキチンと行かれていない。もしくはやり方が悪い。
(3)食材費の管理がずさんで(F/Lコスト)が、経営を圧迫している。
(4)営業資金(運転資金)が調達できず、店舗継続が難しい。

という理由です。ほとんどの場合、4つのどれかにあてはまります。

 

F/Lコストとは

F=food(原価、材料費)、L=Labor(人件費)
を足した費用のことです。

FLコストの合計は
売上高の50%〜60%以内に収めるように計画しましょう。

 

対策❷:時間をお金で買う経営感覚を持とう

上記の

(1)そもそもマーケットが小さく、お客さんが少ない。
(2)営業にキチンと行かれていない。もしくはやり方が悪い。

は営業面の問題です。

 

営業面では
アルバイトを雇ってでも営業に行く時間を確保することを意識しましょう。

少しお金はかかりますが
時間をお金で買う感覚も経営には必要です。

 

一方で残りの2つ

 

(3)食材費の管理がずさんで(F/Lコスト)が、経営を圧迫している。
(4)営業資金(運転資金)が調達できず、店舗継続が難しい。

は資金面の問題です。

 

資金面では、開業当初から余裕を持った資金計画をすることと
ランニングコストを1円でも少なくすること。

 

一進一退でも売上は伸びていくので
営業を絶やさず

かつ2年目以降の融資を有利に引き出せれば
長く店舗を継続することでの有利さが必ず活かせるはずです。
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〒110-0005 東京都台東区上野2-12-18 2F
一般社団法人 日本配食サービス協会 代表理事 吉田幸生
Tel :03-44057663  Fax:03-6869-1776
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