ロイヤリティーを払いたくない人へ

2016.05.31

東京都台東区上野オフィスにて
日本配食サービス協会 吉田です。

 

「ロイヤリティー」

加盟店(フランチャイジー)は
フランチャイズ本部さんが開発した
商標・ノウハウなどを利用させてもらう対価として
ロイヤリティー」を支払う契約を結びます。

これが幾らくらいなのか?というと
業種によってさまざまなようです。

配食サービスのような飲食関連の場合は
売上の5%程度を
本部に支払うことが多いようです。

でも、果たしてこれが
高いのか?
安いのか?
と言ったら、本部と加盟店で
きっと意見が分かれるでしょう。

 

再びザーとジー

本部(フランチャイザー)にしてみたら
自分たちが開発してきたノウハウです。

構築にかかった時間や苦労を考えれば
高くはないはず!
と思っているでしょう。

 

でも加盟店(ジー)にしてみたら
どうでしょうか?

 

毎月のランニングコストになる訳ですから
間違いなく負担です。

しかも売り上げを上げたら上げただけ
その分、支払うロイヤリティーも高くなるので
なんとなーく負担感が増してきます。

もちろんロイヤリティーにも上限があるので
限りなく発生する訳ではありませんが…。

 

もったいないと感じる理由

わたしが以前
加盟していた配食店舗の場合も
本部さんにお支払いするパーセンテージは5%程でした。

本来は、加盟店(ジー)が本部(ザー)に払うのが
当然なのですけど
人間ってやっぱり、ケチにできているんでしょうか。

 

当然だとわかっていても
「う〜ん、もったいない!」とか
いつも思っていました。(苦笑)

多分、みんな頭ではわかっていても
「もったいないなぁ」と感じてしまう原因は
本当は加盟店と本部は、対等なんじゃないか?
という思いがあるからなんだと思います。

 

なぜなら、本部にとっても
加盟店が儲かってくれないと自分たちも儲からないし
本部もきちんとその責任を果たさないと
加盟店を儲けさせることはできないからです。

つまり本来は
どちらも一連托生の関係で
そういう意味で50:50(フィフィティー・フィフィティー)なのだと思うのです。

 

支払う理由

でも加盟店から見ると残念なことに
支払う理由はちゃんとあります。

本部は加盟店から集めたロイヤリティーで
自社のブランドを構築していかないといけません。

 

つまり「このままずっと加盟して続けたい」
と思わせるような
お金の使い方をしている。ということです。

 

ブラント構築って、簡単に言いましたけど
実際に会社の価値を向上させるのは
すごく大変です。
決して簡単なことではありません。

本部は、加盟店さんから集めたお金を
第二、第三の商品を開発するための
開発費に使ったり

または、商品の価値を高めるために
広告費を使ったり
本部としての価値を上げ続ける努力が必要です。

 

つまり、本部として存続するために
常に投資を続けないといけないのです。

あなたが加盟しようと考えている本部さんは
あなたから集めたお金で何をしているのか?

全部、ポケットに入っているってことはありません。
(もちろん、会社を維持するために給料や経費は使います)

 

でも、何に使っているかで
本部さんの底力がわかるのではないかと思います。

もし、あなたにすでにお目当のフランチャイズ本部さんがあるなら
説明会などで聞いてみるのもいいかもしれませんね。

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