揚げ物

東京都台東区上野オフィスにて…

日本配食サービス協会 吉田です。

 

前回は、ご利用者さんの様子を見るという「見守りサービス」で、実際に命を助けられた人が大勢いる。というお話しをしました。

 

今回は、お弁当の味付けとメニューについてです。

 

味付けについて

『高齢者向け』のお弁当は、基本的に塩分量を調整した味付けになっています。

 

あなたは、病院に入院した時に食べるようなイメージの味を想像しているかもしれません。

でも、実際はそうでもありません。

 

確かに塩分量は少なくしているけれど、

そのかわりに、しっかりとダシを染み込ませる工夫をすることで、

しっかりと味をつけた仕上がりになっています。

 

実際に食べてみるとわかるのですが、

たぶん、20代の若者が食べても、味に違和感は感じないと思います。

むしろ「えっ?高齢者の方に、こんなに濃い味で大丈夫なの?」と

心配してしまうくらい、しっかりとした味付けになっています。

 

意外と知らない揚げものとメニューの関係

メニューはかなり豊富です。

各社、独自の栄養士さん監修で、季節ごとのメニューを打ち出しています。

600種類〜1500種類とかあると言われていますので、かなりバラエティーに富んでいますよね。

 

メニューのなかで一番顕著に違うなぁと思ったのは、揚げものの出現頻度です。

 

普通のお弁当屋さんでは、

メニューのなかの揚げ物の頻度がとても多いけど、

『高齢者向け配食サービス』では、

揚げ物の出現比率はそれほど多くありません。

 

ここだけの話し、たとえばコロッケなど揚げ物は、

食材の原価を下げやすいので、

本当は揚げ物をたくさんメニューに加えたほうが、

利益がたくさん出て、お弁当屋さんはウハウハです。

 

でも、高齢者のご利用者さんは、

揚げものをあまり好みません。

だから週一回程度しか、

揚げ物は出さないことになっています。

 

ただ、ここからが不思議なところなのですが、

逆に週一回は揚げ物を出さないと、

離食率(お弁当を取るのをやめてしまう率)が

上がってしまうというデータがあります。

 

高齢者の方であっても、

たまには揚げ物だって欲しい。ってことなのでしょうね。

 

ここが違う?!特別メニュー

腎臓病の方には、タンパク質を抑えた

「低タンパク食」

 

糖尿病の方には、カロリーを低く調整した

「カロリー調整食」

 

また、噛む力、飲み込む力が弱い方には、

おかずをあらかじめすりつぶしてムース状にした

「ムース食」をご提供しています。

 

正直、初めてムース食を見たときには、その見た目からは、味が想像できませんでした。でも食べてみるとちゃんとオカズ本来の味がしてビックリしたのを覚えています。

 

酢豚なら酢豚の味がするし、

かぼちゃの煮付けならかぼちゃの煮付けの味が、ちゃんとします。

 

まぁ、出来上がったものを、あとからすり潰しているのだから、当たり前といえば当たり前ですけど、軽いカルチャーショックがありました。あまり食べる機会がないと思いますが、一度、試してみて欲しいと思います。(笑)

 

こういった特別メニューが充実していることも

『高齢者向け配食サービス』の特徴ですね。